どんなチームでも最初から弱いチームではありません!
試合をして負け続けていくうちに「弱いチーム」と言われていくのです。
今回はこの「弱いチーム」の育て方をテーマに話していきます。
☆弱いチームの育て方
◎チームの弱さには種類があります
少年団サッカーで「弱い」には種類があります。
そして「弱い」には必ず理由があります。
選手の要因
☆弱い理由が選手にある場合!
理由は2つに分かれます。
1 コーチが指導で強くできる弱さ
2 コーチが指導しても強くできない(変えられない)弱さ
があります。
◯単純にサッカーの技術が足りないことや試合での動きやルールがわからないなどについては指導することで選手を変えていくことができます。
◯練習量が足りていないことやチームの練習や試合に参加しないなどの選手のやる気に関する要因については、
声をかけることはできるが強制はできないことなのでコーチの力ではどうすることもできません。
チーム的要因として
コーチの指導力がないことからくる弱さと保護者の協力がないことからくる弱さがあります。
◯選手がどれだけうまくても試合での起用がうまくできなければ、
あまり強くないチームが相手でも負けてしまうことがあるものです。
◯コーチに不満を持った保護者が多い場合
子供を叱ったり、練習中に子供を助けてしまう保護者がいると指導に影響があります。
そして、家庭での練習補助や練習を促す声掛けがあるのとないのでは差がでてしまいます。
試合に参加する!
試合に参加するかしないかも保護者の協力の一つです。
選手が揃わなければ試合参加することもできないのです。
◎弱いチームには特徴があります
試合に行き他のチームの選手をみていると弱いチームの特徴に気づくことができます。
すべてのチームに当てはまるものではありませんが、高確率で当たります。
◯特徴1
試合の集合や整列が遅い
集合が遅いチームは試合に対しての準備ができていない場合が多く、試合の立ち上がりにもたつく傾向があります。
整列の仕方がバラバラなチームは試合中もバラバラな動きをしがちです。
サッカーは縦と横、人との距離感が大切なスポーツです。
普段から列を気にしていると無意識に揃えることができるようになります。
整列が綺麗なチームは強い傾向がありますね。
◯特徴2
選手達がするべきことを保護者や監督がしている。
(選手が自分でできない)
試合の準備などサッカーに関することは選手がすることで自分たちでサッカーをする意識を表しています。
その試合に集中できているチームはその時すべきことを理解していてスキがありません。
保護者や監督の助けが必要な年代もありますが、必要最小限が良いですね。
「やらされているサッカー」から「自分たちでやるサッカー」へ意識を変えれば強いチームに一歩近づくでしょう!
◎弱いチームを育てるコツ
保護者を強くすることです
「保護者は見守るのみでいい」と言う意見をもつ方がいますが、これは前提として基本ができていてある程度強いチームが言えることです。
強いチームにも弱いチームにもそれぞれチームの問題は起きます。
ただ強いチームと弱いチームに起きる問題にはちょっとした違いがあるんです。
このちょっとした違いが実は強さに大きく影響しているんです。
例えば強いチームで起きる問題は「もっと練習を増やして欲しい」とか「なんで試合に自分の子があまり出ないのか?」などの問題や、「コーチをやりたいが今いるコーチとはやり方が合わない」と言ったサッカーやチームに対して関わろうとする前向きな問題が多いです。
一方、弱いチームで起きる問題は「練習に参加する子が少ない」とか「試合に参加する子が集まらない」、「車での送迎に不満」などの問題や「練習はコーチに任せれば良い」、「審判はやりたくない」と言ったできる限りチームに協力しない方向の問題が多いです。
こういった保護者の意識の違いは子供たちにも伝わっていきます。
試合への参加はできれば子供たちの意見を尊重して欲しいです。
最終的に決めるのは保護者なんですね。
家での自主練習もまだまだ子供たちが自分で決めてやるのは難しい部分があるため、「少しボール蹴って来たら?」などの声掛けがサッカーをするキッカケになることがあります。
積極的に子供を応援してあげて下さい!
◎まとめとして
一度「弱いチーム」になってしまうとそこから抜け出すにはチーム全体の意識を変える協力が必要になります。
コーチ、監督、保護者が協力してチームを盛り上げて子供たち選手を導いていくことが弱いチームを育てることにつながっていきます!
家族を含め、みんなで楽しむのが少年団の良いところです。
(安くできる習い事としてみてはだめですよ)
どうせやるなら子供と一緒に楽しんでみてはどうでしょうか?