☆はじめに!
今回の記事内容はサッカーの審判(低学年)についてです。
少年サッカー審判、初心者向けの話になります。
試合までの流れに不安がある人は読んだら参考になるブログです。
審判の取得及び用具に関しては前回のブログで話しています。
良かったら合わせて見てください。
☆小学校3年生までの試合の場合
TVで中継されているプロサッカーの試合を見ていると
主審(笛を吹いて試合進める人)と副審(旗を持って走ってる人)がいるのがわかります。
最近ではVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)というものもあり、沢山の審判がいますね。
試合のコートは各世代によって大きさが違い、試合によって審判の人数も変わって来ます。
小学3年生までのほとんどの試合は選手の体力などを考えコートが狭くフットサルコートくらいの大きさでやります。
1チーム5~6人での試合になるため審判は1人審判で行います。
◎1人審判の方法
◯準備(キックオフ前まで)
試合前にやっておくことがあるので話しておきましょう!
1,大会のルールを確認する
2,自分が審判をする対戦チームを確認する
3,試合前に用具のチェックをする
4,コートに入り挨拶をしてコイントスを行う
5,選手が配置についたらキーパーに声をかける
1 大会のルールを確認する
まずはルールの確認をします。
大会ごとにルールが事前に決められています。
何人制の試合なのか?
試合時間は何分なのか?(前後半がある場合と1本勝負の場合があります)
特殊なルール
ゴールスローのみの場合があります。
オフサイドを反則としない場合がある。
ファールスローは1回はやり直せる場合がある。
※低学年で教育として覚えるためにやり直せる。
特殊なルールは大会によって毎回違います。よく確認しておきましょう!
2 自分が審判する対戦チームを確認する
自分が審判する試合はどのチームとどのチームの試合なのかを見ておきましょう。
同時にその試合が何試合目で何時からの予定なのかを確認することも大切です。
コートがいくつかある場合はどのコートでやるのか?
1つ前の試合からチェックしておくと審判が遅れる事無くスムーズに進行できます。
3 試合前に用具のチェックをしておく
コートに入る前に用具のチェックをする。
対戦チームでユニフォームの色が似た色になっていないか?
ほとんどの場合、各チームの監督さんが事前に話して決めてくれています。
5人制の試合だとビブスを着ればOKの場合が多いです。
すね当てがしっかりソックスに入っているか!
シューズは適正なものを使用しているか!
コートによってスパイクが禁止になっている場合があります。
爪が伸びすぎていないか!
けっこう見落としがちですが大切なことです。
ユニフォームに引っかかり剥がれてしまったり、相手の選手に怪我をさせてしまうかもしれません。
4 コートに入ったら挨拶をしてコイントスを行う
コートの真ん中からセンターサークル付近まで歩いて入り整列をします。
対面での整列とベンチに向かい一列の整列どちらでも大丈夫です。
コロナがあってから、整列なしで試合を行う場合もあるので大会の本部に確認しておくといいです。
挨拶後、キャプテンを残しコイントスを行います。
コインの裏表にチームを割り当てます。
この時、各チームにコインの絵柄を見せてからトスを行います。
コイントスに勝った方のチームがボール(先攻)か攻める方向(陣地)を選ぶか決めます。
トスで勝ったチームがボールを選んだら負けたチームが攻める方向を決められます。
逆に攻める方向を決めた時はトスで負けたチームが先攻で試合開始になります。
コイントスは事前に済ませている審判の方もいます。
5 選手が配置についたらキーパーに声をかける
両チーム配置についた時にキーパーに準備出来たか確認で声をかける。
この時にコートにいる選手の人数を確認しておきます。
たまにベンチスタート予定の子がコートに入っていて人数が増えていたりするからです。
確認出来たら試合開始準備完了です!
☆試合中の注意点
◯キックオフ
キックオフでの注意点は3つです
1,立ち位置
キックオフでボールを蹴る選手の左後ろでセンターサークルの外あたりで笛を吹きます。
これは低学年の場合はあまり無いですがキックオフで攻めるチームのオフサイドを見るため。高学年の審判をする時に必要になるので身につけておくことをオススメします。
2,時計
1人審判の場合こちらの方が重要です。
時計はなるべく2つ用意したほうが良いです。
タイマーとストップウオッチでセットしておくのがオススメ!
時計を動かし忘れないように注意してください。
開始後30秒くらいで一度時計を確認すると、時計が動いているか確認出来るのでいいですよ。
3,選手の距離
キックオフ時、笛を吹くと同時にセンターサークル内に入る選手がいます。
選手がボールを蹴り明らかにボールが動いた時に試合開始になります。
ボールが蹴られる前の選手の動きを見ておきましょう。
◯その他の注意点
全体が見える位置で動かず審判をするのは楽ですが、選手を間近で見ていないので
本当にボールがラインから出たのか?
反則が起きたかどうか?
信憑性に欠けるジャッジには選手も監督も納得しません。
自分のジャッジに自信を持って出来るようにプレー邪魔しないくらいの距離で移動しながら行いましょう。
ゴリさんは5メートルくらいを目安に見るようにしています。
たかが小学生の試合と思わないこと!
◯あまり起こらない反則に注意
サッカーを始めたばかりの年代です。
ルールを覚えていない子もいるのでなかなか起きないだろうと思う反則が起きます。
突然そんな反則が起きると審判もパニックになったりするので知っておきましょう。
キーパーが絡む反則が多いです。
・キーパーへのバックパスを手でキャッチする!
・キーパーが一度手に持ったボールを放したあと、他の選手が触れる前に再度手でボールを触る。
間接フリーキックで再開します。
・キックオフで一度蹴られたボールを手で触ってしまう。
直接フリーキックで再開します。
・キックオフでボールを蹴った選手が他の選手が触れる前にもう一度蹴ってしまう。
(そのままドリブルしてしまう場合など)
間接フリーキックで再開します。
・キックオフやフリーキックで蹴られたボールに誰も触れないまま自陣のゴールに入ってしまう。
相手チームのコーナーキックで再開します。
今回挙げたような反則が起きた時にも焦らす対応出来るように勉強しておきましょう!
☆まとめ
今回は1人審判についてでした。
1人審判は低学年の試合が多いので細かいルールを覚える事が出来ます。
適当にやるのも、しっかり学び成長するのも審判をする一人ひとりの心次第です。
まだまだゴリさんも未熟ですが、1人でも多くの方がリスペクトされるような審判をめざして欲しいと思います。
高学年についてはこちらです!